たるみ毛穴・涙袋・二重あご・ほうれい線には、たるみケアが必要!

たるみ
たるみは、シワと同じくコラーゲンの変性でできていて弾力を失うと、重力に逆らえなくなって、たるんでくるのです。つまり、シワとたるみは原因も対策も同じなのですが、その人の肌タイプや顔立ちによって、あらわれます。

さまざまは種類のたるみをケアする化粧品が売られています。たるみ毛穴用、目もとのクマ用など無数にあるのですが、コラーゲンに働きかけるという点では原理は同じ。もっと言うと、シワ用化粧品とたるみよう化粧品も同じでよいはずです。

ビタミンC誘導体、レチノール、ピーリング剤などがコラーゲンを増やす代表的成分ですので、これらを含む美容液をひとつ、シワとたるみ対策として、毎日の習慣にするのが良いです。

 

たるみの種類

たるみ毛穴

初期のたるみは、頬などの毛穴の開きから現れ始めます。若いうちはハリのあるコラーゲンが真皮にぎっしりとあり、毛穴まわりから支えているのですが、それがしだいにゆるんで支える力が低下し、毛穴が開いてくるのです。これを「たるみ毛穴」と呼びます。(若い人の皮脂過剰による毛穴の開きと区別するためです。)

このたるみ毛穴がつながるようにして、シワができます。点線に沿って紙を折り曲げるように、毛穴の部分から皮膚が折れ曲がってシワになるのです。

 

涙袋

目元の薄い皮膚がたるむと、クマが目立ってきます。目を保護するために、眼球のまわりには脂肪(眼窩脂肪がんかしぼう)があるのですが、これを支える下まぶたの皮膚のたるみ、ぷくっとふくらんで見えるようになります。

これが進行するとポケットのようになり「涙袋」と呼ばれます。

目元の老化は、人によって現れ方が違います。上まぶたのほうにたるみがきて、まぶたが重く垂れ下がるタイプの人もいます。

この場合、視界が狭くなり、まぶたを上げようと常に筋肉が緊張するため、頭痛を起こすことがあります。

 

二重あご

太ったわけでもないのに、「二重あご」になるのは、フェイスラインのたるみです。ほほからあごにかけては、かおのなかのもっとも脂肪の厚い部分ですが、それを皮膚が支えきれなくなって下がってくるのです。

「輪郭がぼやける」といういい方を世間でよくしますが、次第にあごのシャープな線が失われていきます。

二重あごを予防するには、筋肉トレーニングが効果的

器具の使ったトレーニングと緊張感をもつ心構えが大事

たるみのなかでもフェイスラインのたるみは、コラーゲンが弾力を失うことだけでなく、筋肉のたるみの関係します。

 

年齢を重ねるにしたがい、皮膚だけでなくその下にある「筋肉」のたるみとも関係します。年齢を重ねるにしたがい、皮膚だけでなくその下にある「筋肉」などもたるみます。筋肉もコラーゲン繊維でできているので原理は同じです。

顔にある表情筋は、皮膚に付着していますので、筋肉がたるむと皮膚もいっしょにたるんでしまいます。特に二重あごなどのフェイスラインのたるみや口角が下がるのは、筋肉のたるみと安形します。それを予防するためには筋肉トレーニングが必要です。

その際、表情をつくるような運動をすると、余計に表情ジワを深くしてしまうので、器具を使ったトレーニングをおすすめします。

そしていちばん大切なことは、常に顔に緊張感を持つことです。だらんとした表情でいると、口角が下がり、余計老け込んで見えます。

 

ほうれい線

口の両側にシワができ、これを「ほうれい線」と呼びますが、これはほかの表情ジワと違い、たるみによるものです。そのため、無表情でいるときも消えません。

 

口もとの皮膚のたるみとともに、頬の厚い皮膚が下がってきているのです。ほうれい線は、ほかのシワに比べると非常に深いシワですので、シワ用の化粧品などはほとんど効果がありません。コラーゲン注入やヒアルロン酸注入でないと、改善は難しいようです。

 

最新美容医療

シワたるみを改善する「プチ整形」

「プチ整形」という言葉が、2002年ごろに大ブームとなりました。かつての美容整形のもつ「高い、危ない」という悪いイメージを払拭し、「あまり大きく顔をいじらないので、より安全で費用も安い」という、新しい美容医療として、それ以降急速に広まっていきました。

プチ整形ではメスを使わないのが原則です。メスを入れずにスキンケアなどでは効果のおよばないシワやたるみも改善してしまうのですから、人気が出るのも当然ですね!

しかし、「プチ」と言う言葉の響きに安心して、甘く考えすぎていると、トラブルに巻き込まれることもまったくないわけではありません。やはりそれなりの心得が必要です。

プチ整形でシワやたるみを解消するには、実際にどのような方法があるのか紹介します。

コラーゲン注入 ヒアルロン酸注入

真皮のコラーゲンが変性したり減ったりすることが、シワやたるみの原因ですから、外からコラーゲンを注入すれば、これらは改善できるわけです。

気になるシワの線に沿って、小さな注射器でコラーゲンを注入していきます。するとその場でシワのくぼみはふっくらとして、目立たなくなります。

ただし、注入するものは自分のコラーゲンではありませんので、次第に吸収されてなくなってしまいます。効果の持続は、約4~6ヵ月ほどです。

なお注入用コラーゲンはアレルギーをおこすことがありますので、初めての人は、まず、アレルギー検査をおこなってから用います。

ヒアルロン酸は、コラーゲンとほぼ同じように用いることができて、アレルギーは起こしませんので、最近はヒアルロン酸注入のほうが人気のようです。

お肌のシワやたるみの改善には、ヒアルロン酸が広く用いられています。ヒアルロン酸は、肌のうるおいと弾力を保つために重要な成分であり、さまざまな方法で取り入れることでシワへの効果が期待できます。以下に、ヒアルロン酸の利用方法と最新技術についてご説明します。

  1. スキンケアによるヒアルロン酸のシワへの効果:
    • ヒアルロン酸は元々人間の皮膚でも「真皮」と呼ばれる深い部分に存在しており、肌の弾力を保つ役割を果たしています。
    • スキンケア品に含まれるヒアルロン酸は、真皮の手前にある表皮の角質層まで浸透させられます。
    • したがって、ヒアルロン酸をスキンケアに取り入れることで、角質層の水分が保持され、肌のうるおいが外部の乾燥や紫外線から守られます。
    • 深い溝が刻まれているシワには効果が限られますが、浅い小ジワには保湿効果があります。
  2. サプリメントでの摂取によるヒアルロン酸へのシワへの効果:
    • ヒアルロン酸が配合されたサプリメントも注目されています。
    • 現状ではヒアルロン酸の経口摂取による健康改善効果は科学的・医学的に実証されていないものの、安全性は確認されています。
    • ただし、効果を感じる人には個人差があります。
  3. ヒアルロン酸注入治療によるヒアルロン酸のシワへの効果:
    • ヒアルロン酸注入は、シワを改善する確実な方法です。
    • シワの部分にヒアルロン酸を注射し、くぼんで変形した箇所を修復します。
    • 安全性が高く、副作用やアレルギーの心配は少ないです。
    • 治療効果の持続期間は約6か月で、ダウンタイムもほとんどありません。
  4. ヒアルロン酸注入治療を受ける際の注意点:
    • 効果に期限がある対症療法であることを理解して受ける必要があります。

最新技術については、継続的に研究が進められており、今後さらなる進展が期待されています。